去年買った鬼コスパセットに同梱されていた定価8250円のシャンパン、オリヴィエ マルタンブリュット。
特別な日に飲もうと思っていてはや半年。ワインセラーを持っていないので、これからの夏はこせない。そろそろ飲まないと。でもいったいいつ?という悩みを抱えながらタイムリミットが近づきつつあった。
ちょうどかなり大きめの仕事が一区切りついたので、そうだシャンパンを飲もうと。そう思い立ったら仕事の残りを終わらせるのに非常にやる気が出て生産性が高くなった。
ワイン情報
項目 | 説明 |
---|---|
ワイン名 | オリヴィエ マルタンブリュット |
CHAMPAGNE Olivier MARTIN BRUT | |
飲んだ日 | 2024/4/26 |
参考価格 | \8250 |
購入価格 | \1663(鬼コスパセット) |
購入元 | 銘醸ワイン専門のCAVE de L NAOTAKA!(楽天) |
品種 | ピノ·ノワール75%、シャルドネ25% |
タイプ | 泡 |
分類 | 芳醇なエレガント系 |
インポーター | 株式会社都光 |
生産者 | オリヴィエ マルタン |
生産地 | フランス>シャンパーニュ |
ピノノワール75%、シャルドネ25%、リザーヴワイン20%の贅沢なブレンド。
淡いイエローの色調。砂糖漬けの柑橘類、ドライアプリコット、フルーツペーストの心地よい香りにフルーツペースト、スパイシーなタッチ。
黄色いフルーツやドライフルーツの果実味に豊かで長い余韻。フレッシュさと美しいフィネス。
感想
上品で圧倒的濃密な赤ベリー系。シャンパンという洗脳効果もあって、香りからして特別に感じる。
香りをとってみると、最初鼻を突き抜ける圧倒的密度の果実。この鼻をつい抜ける感じ、プロセッコにも近しいところがある。
しかし、香りの質はまるで違う。プロセッコはあか抜けて陽気で軽快で生き生きした感じ。それに対してこのシャンパンは、気品があり、落ち着いていて、芯のあるたたずまいといったところ。くらくらする。濃密。妖艶。
柑橘系のさわやかさ、シロップや砂糖漬けしたような煮詰めたあまやかさ。澱が溶け込んだことで、深みがある。香りだけで無限に楽しめそう。
一口飲んでびっくり。味が濃い!飲みごたえ!ボリューム!
やば、なにこの飲み物(語彙力
シャンパンって次元の違う飲み物だった。ぎゅっと濃縮した濃い果実に、クリーミーでテクスチャのある泡。噛み応えがあり、立体的で奥行きがある。
奥行きがあって味わい深い。単体で楽しめる。むしろ単体で楽しみたい。
アフターが長い。じんわりとうまみが体中に広がっていく。五臓六腑に染み渡る。
口にすると次々にいろいろな要素が飛び込んでくる。
- まずがつんとした飲みごたえ。澱や酵母の風味。
- 濃い味が広がる。濃縮した果実味。
- 噛み応えのある泡。きめ細かく繊細な泡。
- うまみが広がる。甘味も感じる。
こんな感じで、いろいろな要素が重なっていて、反杯飲んでも飽きることなく楽しめる。ごくごくではなく、ゆっくりじっくり楽しみたいワイン。
うまみを感じるから、和食とも会うんだaよねえ。
同じトラディショナル方式でも、カヴァとは明らかにクオリティが違う。カヴァではこんなに泡はクリーミーにならないし、うまみ成分も出ない。シャンパンは熟成期間が長いから、澱が溶け込んで、香ばしい風味やうまみがぎゅっと広がる。やっぱりシャンパンって特別な飲み物だなぁ。
ペアリング
1日目。目玉焼きのアヒージョを食パンのトーストにのせて。目玉焼きのアヒージョ、これが異次元のおいしさ。ニンニクと鷹の爪とオリーブオイルで香りを絶たせ、そこに卵を2つ割り入れ、中弱火で5分程度。これだけで、半熟でとろとろで香り高い目玉焼きの完成。
シャンパンは守備範囲が非常に広く、料理に合わせやすい。トーストのさくっとしたクリスピーな触感は、シャンパンのきめ細かい泡となじむ。おいしい。ただ、シャンパンも目玉焼きアヒージョも香りが強くて、ちょっと喧嘩しちゃったかな。シャンパンをメインに引き立たせたいので、料理は軽めのものでいいかもしれないと思った。
ということで、二日目は朝シャン。夜しっとり飲むのもいいけれど、朝シャンは格別。
朝、最初に飲む飲み物だからこそ、体中にじわっと染み渡る。活力がみなぎる。エネルギーが満ちる。
まだなにも飲み食いしてないから、純粋にシャンパンの香りと味を感じ取れる。1日目より、このシャンパンのポテンシャルを感じ取れる。やっぱり別次元の飲み物。最高だ。
朝シャンのメリットもうひとつは、意識高くなれること。気分はまるでセレブ。特別な休日に。