2024年上期。57本、42.69Lのワインを飲んだ。
2024年上期に飲んだ印象的なワインを振り返っていこうと思う。
2024年上期の統計
項目 | データ |
---|---|
本数 | 57 |
消費量 | 42.69L |
支払った金額 | 80766円 |
1本あたり平均価格 | 1416円 |
セールによる割引額 | 51273円 |
白ワインの比率 | 33.3%(19本) |
スパークリングワインの比率 | 31.6%(18本) |
赤ワインの比率 | 20.0%(12本) |
ロゼスパークリングの比率 | 7%(4本) |
日本酒の比率 | 3.5%(2本) |
ロゼワインの比率 | 1.8%(1本) |
デザートワインの比率 | 1.8%(1本) |
もっとも高額 | 5500円(定価11000円) |
最も定額 | 550円 |
白と泡が好み。赤は(特に重い赤は)苦手。という傾向が数字的にも示された。白と泡で2/3を占めていた。
上期は5000円のワインを2本飲んだので、それが平均単価をかなり押し上た。しかし、タカムラさんの在庫一掃セール、1本663円のおかげで平均単価を下げた。
1500円。経済的制約のある庶民の自分にとっては、デイリーワインに出せる金額の上限。ときどき贅沢ワイン(1500円を超えるワイン)を飲んだとしても、安ワインで帳尻を合わせて平均1500円程度に抑えたいね。
上期は57本。去年の12月から週3本とペースアップしていたので、今年1月後半からは自重して週2本ペースにしている。このペースだと、年間110本程度だろう。
つまり、1500*110=165000円。この金額が自分の年間ワイン予算。
2024年上期に印象に残ったワイン8選
白百合醸造 ロリアン 勝沼甲州 シュール・リー 2016
1月3日。新年最初のお酒。そして、初めての甲州ワイン。
このワインはインポーター4社のワインが集う特別試飲即売会 #9で試飲し直感的に気に入ったワイン。8年熟成したもので5200円とかなり思い切った買い物。試飲会の高揚感で価値観がバグって買ってしまったってやつ。
めんつゆのように非常に濃縮されたうまみ。うまみ爆発系。酸味おだやかでドライあ味わいで、しみじみと染み渡る。お寿司とのペアリングは至福のひと時。新年1発目から大当たりだった。まあ、高いワインなので。
リースリング レゼルヴ フェルナン エンジェル 2020
好みの品種はリースリング。でも、リースリングって好きなのに飲む機会が少ない。1500円以下の庶民価格だと、リースリング自体のラインナップが少ないような気がする。
このリースリングレゼルヴ フェルナン エンジェルは、鬼コスパセットにはいっていた。3000円のリースリングが1663円で飲めるという幸せ。
ペトロール香がしっかりと感じられる。蜜のように粘性のある甘味とレモンのようにきゅっとした酸味。これぞリースリング。1000円台では味わえない、濃い(品種特性がしっかり感じられる)リースリング。
コノスル シャルドネ 20バレル リミテッド・エディション
今年コオスル20バレルシリーズ飲み比べをしたが、ダントツでシャルドネが頭一つとびぬけていた。香り・味を思い出せるくらい鮮明な記憶として残っている。
バタークリームクッキー。ぽってり濃厚であつみのあるボディ。それに、舌がぴりぴりするしっかりとした辛口と凛とした酸が調和していて飲み疲れない。単体で楽しめる。
インドミタ デュエット・プレミアム シャルドネとも飲み比べたが、コノスルのほうがおいしかった。インドミタはシンプルで甘め、コノスルは辛口でいろいろな要素がある。絶対においしい樽ドネが飲みたいと菌、間違いない選択肢。
ロ・タンゴ・トロンテス 2022
1本千円のエノテカバラエティセットにはいっていたアルゼンチンの白。
自分の好みドストライク。トロピカルフルーツのようにフルーティーで、きりっと引き締まる辛口。アロマティックだけど辛口で酸もあって甘くない。こういうワインが好みなんだなあってわからせてくれたワイン。
フィリップ・デュヴァル クレマン・ド・ロワール ロゼ
Amazonセールで910円でクレマン・ド・ロワールが飲めるというありがたさ。Amazon直輸入ワイン、安くてクオリティたかいので注目だ。
このクレマン、シャンパンに負けず劣らず。コーンクリーム、黄色い果実香。味が濃く、クリーミーで繊細な泡。触感のあるワイン。泡をつぶしながら単体でゆっくり楽しめる。
このワインのおかげで、クレマンに、そしてロワールワインへの興味関心が高まった。
オリヴィエ マルタン ブリュット
半年ぶりに飲んだシャンパン。定価8200円と富裕層のワインだが、鬼コスパセットに同梱されていたのでなんと1663円で飲めてしまうという奇跡!ありがとう!ワインはたかいけど、ショップ・セールを駆使すれば、貴族のワインを庶民価格でGETできるチャンスがある。
次元が違う飲み物。立体的。いろいろな要素が何層にも折り重なって奥行きがある。単体でゆっくり。朝シャンは格別。気分なまるでセレブ。
香りが圧倒的に上品で濃密。いつまでも楽しめる。価格の半分は香りだという定説。それが当てはまるワインで、味も秀逸ながらついつい香りを何度も確かめてしまう。やっぱりシャンパンは期待を裏切らない特別うな飲み物だ。5000円のディナーいくよりはるかに満足できる。
ペットナット バイ ピイドメーヌ PY
ペットナットいいな、と思わせてくれたワインとして印象に残ったワインに選出。ペットナットを4本飲み比べした中で、ぶっちぎりでおいしかったワイン。まあ定価3850円とたかいので、セット価格2200円だったけど庶民のデイリーランクは超えてしまっている。
個人的にペットナットは澱の風味あってなんぼ、苦みあってなんぼだと思っていて。このワインは後半戦になるにつれ澱の風味が色濃く表れ、味のグラデーションを楽しめる。さらにうまみあふれるジューシー赤ベリータイプで、一口一口のボリュームがあり飲んでる感を感じさせてくれる。
シレーニ セラー・セレクション・ソーヴィニヨン・ブラン 2022
ソーヴィニヨン・ブランの苦手意識を完全に取っ払ってくれたため印象に残ったワインに選出。
ソーヴィニヨン・ブランは、その独特なハーブ香、青臭さが好みが分かれるところ。安ワインは、青臭さのみ突出してとっつきにくい傾向にある(自分は最初アルパカを飲んで苦手になった)。
しかし、シレーニは、清涼感のあるハーブ香が心地よい。シトラス・粘性のある甘味・トロピカルフルーツ・クリーンな酸味といった要素が重なることで、バランスがとれておいしくなるのだ。生命力を感じさせる草原のようにさわやかなワイン。これはおいしいと思った。それに、和食との相性が非常によい。
Amazonのセールでときどき1300円くらいまで安くなるのでデイリーワインとして秀逸。ソーヴィニヨン・ブラン最高!シレーニありがとう!
2024年上期、好みではなかったワイン
シャトー・ジレ・ルージュ 2020
エノテカセットに同梱されていたボルドースタイルのしぶくて酸っぱい赤。デイリーワインクラスの重めの赤ワインは、だいたい好みじゃない。しぶかったり、すっぱかったり、獣臭かったり。とっつきにくい。
3000円以上だせば重めのがっしり骨太系の赤も、美味しいと思えるのかもしれない。いずれにしても、安赤ははずす確率が高いので、回避できるなら回避したいと思った。
シャトー・カストネ ボルドー ルージュ
これもエノテカセットに同梱されていた典型的な安ボルドー。しぶくてすっぱくてとっつきにくい。
お好み焼きやナポリタンなど、味の濃い料理と合わせることで少し飲みやすくなる。安赤は料理と中和させて飲むもの。
メルシャン おいしい無添加白ワインペット 720ml
500円のペットボトルワイン。べたつくような人工的な甘味。甘すぎる。甘くて料理と会わない。ワインになり切れてない気がする。
ワンコインワインなら、アルパカやフロンテラはワインの体裁をたもっていて普通においしい。
ワインセラーをついに導入!
10か月悩んだ末(悩みすぎw)、ワインセラーをポチり。
ワインセラーがあれば、真夏でもワインセットを買える。去年の夏はセラーがないがために、驚異の割引率なっていたセットを暖冬な思いで断念していたから。
今年はワインセラーとともに、豊かなワインライフを送ろう。早速、特別な日に飲むために、高給ワインセットをセラーに眠らせた。
ワインセラーをどういう基準で選んだのか、実際の購入レポートは別記事にまとめた。
総括
なんだかんだいって印象に残ったワインはたかいワインなんだよな。
タカムラさんの1本663円のセットもおいしかったけど、ひれふすほどおいしいというのはやはり定価3000円を超えてくるようなワインたち。
そして、定価3000円を超えるようなワインでも、鬼コスパセットをはじめ、ショップやセールを工夫すれば、デイリー価格で購入できるチャンスがある。だからたかいワインを、実質庶民価格で楽しめる。これがワインの世界の楽しみ。まあでも、再現性はないけど。また飲みたいって思っても、同じものがまたセールになるわけではないから。
2024年上期、豊かなワインライフであった。毎週飲む2本。このために生きているといっても過言ではない。毎週新たなワインを飲む。未知の経験をする。探求心こそがワインのだいご味。
下期も探求していきたい。自分の守備範囲を広げたい。好みのワインを発掘したい。